ヤブ原産業株式会社 様
INTRODUCTION
建築仕上材の開発・製造・販売を主事業に、創業40余年の歴史を有するヤブ原産業株式会社。改修材「カチオンタイトシリーズ」は老朽化した建物の改修に大きく貢献し、景観材「彩シリーズ」は日本各地のランドマーク建築にも活用されるなど建築改修材料の先駆者として、建築仕上材・景観材の開発・製品化に取り組んでいる。また、建築改修工事も手がけ、建築仕上材メーカーならではの建物の調査・診断技術を駆使した数々の実績を積み重ねるだけでなく、そのノウハウを製品開発にも活用し、相乗効果を高めながら幅広く事業を展開している。
本プロジェクトは、ホームページリニューアルのプレゼンテーション参加のお声掛けをいただいたところから始まった。その後、ホームページのリニューアルを進める中で、創業以来使用し続けてきたCI・VIのリニューアルへと、プロジェクトは進んでいった。
ホームページのリニューアルからCI・VIの構築という、企業ブランドの基盤を構築する役割を担った我々のご提案について、駒木根社長、内藤常務、小川様に率直なご意見を伺った。
プロジェクトの経緯
- 駒木根社長
- ホームページのリニューアルが発注のきっかけでした。とにかく、当時はホームページがパッとしなかったので、どうせリニューアルするなら良いものにしたいという思いがありました。
- 内藤常務
- その中でも「改修工事」のホームページを、いち早く何とかしたかった。と言うのも、弊社には「材料メーカー」「景観材工事」「改修工事」の三本の柱があり、特に「改修工事」のホームページがパッとしなかったんです。
どうリニューアルするかを検討する中で「改修工事」の売り上げのウェイトが会社の中でも大きかったので、切り離してつくろうという構想からはじまりました。 ただ「コーポレートサイト」と「改修工事」のサテライトサイトに連動感があるものを求めていたんです。 - 駒木根社長
- 今、何かを調べるときには必ずホームページに頼りますよね。だから、ホームページは手を抜けないものだと感じていました。他社のホームページの中には、見やすくて、欲しい情報にすぐいけるものがある。うちもそういうものにしたかった。
- 内藤常務
- 会社自体を知らないお客さんでも、契約する・しないのタイミングで必ずホームページを見ます。そこで会社をイメージしながら契約を決めていく。だからこそ、お客さんから見たときに説得力のあるホームページにしたかったんです。
- 小川様
- パンフレット作成PROに依頼した理由は、3社プレゼンテーションの結果はもちろん電話・メール対応のレスポンスが良かった事も理由の一つです。お付き合いして行く上で、配色のセンスやフォントのデザイン性などが本当に優れていることも実感しました。
制作過程について

- 内藤常務
- ホームページの制作が進む中で、パンフレット作成PROから
突然CI・VIの提案がありました。 - 駒木根社長
- 提案があったときは、「それも良いかもね」と思いました。
- 内藤常務
- 私は商売がうまいな、と思いましたよ(笑)
我々には、「YSマーク」という創業以来使用してきた
ロゴがあったんです。確かにそのマークに対して、露骨だよね
という意見もあったのですが「変えよう」と決断するまでには
至っていなかったんです。 - 駒木根社長
- 私自身は「YSマーク」は嫌いじゃなかったんです。
ただ、言われてみれば飽きていたし、変えたいという社員の言うことも
聞いてみようということで変更に踏み切りました。 - 内藤常務
- いくつも案を出してもらった中から、3つに絞りました。その案に対して最終的に、
みんなで投票をしたんです。 - 駒木根社長
- 今のマークは見る人によって様々な印象、イメージを持つと思うのですが、私は「赤ちゃん」に見えたんです。「我々はここからまだまだ成長していくぞ!」という意思をそこから感じたので、良いなと思いました。社内の評判も良かったです。
- 内藤常務
- ヘルメットから看板まで、社内のロゴマークを一新したので、イメージはガラッと変わったと思いますよ。
- 駒木根社長
- 社外の方からは「どうしたの?」「何があったの?」と驚かれましたが、反応は良かったですよ。それと、先日創業者に会った時も「良いじゃないか」と太鼓判をもらいました。今思ってみると、前のマークが固いなと思えるくらい、気に入っています。このマークに決めて、良かったです。
制作物について
- 内藤常務
- ホームページの仕上がりについては社内外から「シンプルで」「今風のデザインになった」と好評ですよ。
- 小川様
- 同業他社にもひけをとらない、オリジナルのホームページが完成したので満足しています。「コーポレートサイト」と「改修工事。jp」で、お客様別に窓口を分けたのでホームページに入ってきやすい仕組みになっていることも良かったと思います。
- 内藤常務
- 今後、改善の余地がある部分もありますが、シンプルで見やすく、お客さんから見てどんな会社かがわかりやすくなっている部分には大変満足しています。
- 駒木根社長
- 制作を進める中で、無理難題を言ってしまったこともあるけれど、いつもニコニコして対応してくれたことが印象的です。私たちが伝える漠然としたイメージを形にするのが早い、修正するのが早いという印象があります。また、素人の私たちにホームページの仕組みを丁寧に教えてくれたこともありがたかったですね。
- 小川様
- 私自身、最初は慣れない部分がありましたが、ホームページを形にしていく作業は本当に楽しかったです。
- 駒木根社長
- 当時、どういうホームページをつくりたいかを聞かれて「良いホームページ」としか伝えられず、その中で出てきたものに対して「いいね、いいね」といって進んでいったので、不満はまったくありませんでした。
- 内藤常務
- ただ、裏を返すとヤブ原産業自体が「どうしたいのか」という訴えを持っていなかった部分があったので、強いて言えばそこが残念でした。

これから期待すること
- 駒木根社長
- 今回も気付かないことにたくさん気付かせてもらったので、また、提案をください。きっと、新しい気付きをもらって、やってみようかなと思うこともあるはずです。 そもそも、ロゴマークもリニューアルする気はありませんでしたから。 パンフレット作成PROは、顧客に気付きを与えることも仕事だと思うので、こんな提案、こんなビジネスがありますよ、ということを教えてほしい。
- 小川様
- 今後もビジネスパートナーとしてお付き合いいただければと思っています。 弊社も50周年を間近に控えていますので、それに向けて様々な提案をお待ちしています。